一方で、お仕事や別の予定が入っているなどでお休みではなく、お墓参りには行けないという人もいるでしょう。
お盆の時期は必ずお墓参りをしたほうがよいの?
と疑問に思ったことはありませんか?
そこで、お盆のお墓参りについてしたほうがよいのか、別の方法でもよいものなのかお伝えしていきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
お盆のお墓参りをしないって許される?
お盆といえばお墓参りというイメージですが、サービス業の方などは仕事という方も多いですし遠方にあるお墓に行けるほどの連休ではないという方もいます。
お墓参りに行けないなんて罰当たり!なんて言われてしまったこと、ありませんか?
実は、お盆の時期にお墓参りに行けないこと自体は問題ありませんので、安心してください。
お墓参りの大きな意味は、ご先祖様をきちんと供養することにあります。
ですので、お盆という時期にこだわらず家族みんなで予定が合わせやすい時期にお墓参りをすればよいのです。
ただし、宗派や地域、そのご家族の考え方によってはお盆にお墓参りをすることを大切にしていることもあります。
そのような方針の場合は、お盆にお墓参りをしておくほうがベターです。
逆に、お盆はご先祖様が家に帰ってきていてお墓にはいないので、お参りをしないという考え方をする宗派や地域もあります。
ご主人側のお墓参りの場合は、家族や親せきの方々がどのような考え方をもっているのかを事前に知っておくことをおすすめします。
どうしても、お盆には参加できないという場合には、なんらかの形で気持ちを表したほうがその後のお付き合いもスムーズです。
事前に相談をしたうえで日持ちするお菓子を送っておくなどしておきましょう。
ご先祖様を敬う気持ちがあれば、お盆以外の時期にお参りをしてもばちは当たりません^^
きっとご先祖様もバタバタと会いに来てもらうより、のんびりとお参りしてくれる子孫たちの様子を見ることができたほうがうれしいのではないでしょうか。
お盆のお参りの仕方に決まりはあるの?
お盆にお墓参りという方法でご先祖様を供養するのは日本で古くから続く風習です。
近くにお墓がある方はお墓参りに比較的行きやすいですが、遠方にお墓があったり山の中のアクセスが大変な場所にお墓があったりすると一苦労ですよね。
本来、ご先祖様を敬いきちんと供養するという点から考えると、お墓参りに行くことができればベストではあります。
ですが、実はお参りの仕方ははっきりと決まりというものはないのです。
大切なのはわたしたちの気持ちの部分です。
お盆の時期はご先祖様がわたしたちのいる世界に帰ってくると考えられていますよね。
ですので、おもてなしの気持ちを持って、ご先祖様や近しい故人のことに思いをはせることにこそ意味があるのではないでしょうか。
お仏壇があるのであればそちらに手を合わせたり、お仏壇がないご家庭も増えていますから、お墓のある方角に向かって手を合わせたりすることでお墓参りに行けないときの代わりとして実行できる方法でしょう。
また、広く知られているお盆の準備のひとつとして”盆棚(精霊棚)”と呼ばれるものを置く風習もありますよね。
大まかにご紹介しますと、小机にござを敷いて、中央に位牌を置き、きゅうりの馬やなすの牛のほかに季節の野菜や果物、提灯などを飾ったものです。
まずは、こちらを飾り手を合わせることでこちらの世界に来てくれることを歓迎しているという気持ちがご先祖様に充分伝わると思いますよ。
マンションにお住いの方が増えているのを反映して、コンパクトなつくりの盆棚の商品も増えているようです。
ご興味のある方はインターネットで仏具等の専門店を調べてみてくださいね!
お盆のお参りはお供えだけでもいい?
お盆といえば、お墓参りとともに親せきの方々からのお供えが集まるというイメージが一般的ですよね。
自分の実家や旦那さんの実家が遠方だったりすると、お盆の時期にどうしても行けない!
というときもありえます。
そんなときは、事前に連絡をしてお盆に行けなくて申し訳ないということを伝えて、了承をもらっていればお供えを送ることで対応することもOKです。
送るものとしては、季節の果物、日持ちのするお菓子などを選ぶ方が多いです。
一方で、受け取る側が年配の方の一人暮らしなどの場合は果物やお菓子ばかりもらってもかえって困らせてしまうので、現金を包むほうがよいのではと考える方もいます。
ただ、お盆のお供えで現金を包むことをあまりうれしく思わないという方もいますので、できれば品物を渡すほうが無難だといえます。
お菓子以外であれば、お線香やろうそく、素麺や小分けになっているコーヒーなどがおすすめです。
もし、気心が知れていて現金を包んで渡せる間柄でも、お包みにちょっとした品物を添えるとより気持ちがこもっていることが伝わりやすいでしょう。
ちなみに「花ろうそく」という商品もあります。
とてもきれいですし、自分ではなかなか買うものではないのでお盆に送るのもよさそうですね。
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まとめ
お盆のお墓参りは子どものころに何となく行っていたイメージがありましたが、大人になると仕事の都合などもあり、出かけるのも大変ということがありますよね。
お盆の時期に行けなくとも、ご先祖様への敬いの気持ちは忘れずにいたいものです。
できる供養や準備をしっかりして故人の霊をお迎えするようにしましょう。
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