「鳥越祭」
三社祭りと並ぶ「荒神輿」としても有名なこのお祭りは、東京都台東区浅草橋付近の鳥越神社で開催されます。
6月の2日間に渡り、朝から夜にかけて行われる例大祭です。
神社は、普段は町中にひっそりと佇んでいますが、お祭りの時は町を挙げての賑わいとなります。
露店を冷やかすも良し、勇壮な担ぎ手たちの様子を応援するも良し、梅雨に突入する時期ではありますが、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
鳥越祭りの日程2017年は?
「鳥越祭」は、別名「鳥越の夜祭」とも呼ばれ、提灯神輿、高張提灯などが夜の下町を灯します。
猿田彦や手古舞連、子ども達の持つ五色の旗が御神輿を先導していきます。
「千貫神輿」は東京一の重さ!約4トンの御神輿が担ぎ手によって町を練り歩く様子はかなりの迫力です。
見所は日曜日の夜祭りです。
御神輿の提灯が灯され、それを囲むように掲げられる氏子の高張り提灯は、それは美しく素晴らしいものです。
そして夜9時の宮入こそが、この祭りの見せ場です!神輿に向かって担ぎ手たちがどんどんと群がってきます。時には喧嘩も勃発し、激しさもピークへ。
一度と言わず、毎年でも見る価値がありますよ。
周辺には数々の露天商が立ち並び、金魚釣りをしたり、飴菓子を食べたり、お子さまも楽しめます。
◆鳥越神社の歴史
とても古く、651年の創建とされています。
この地は、平安時代後期頃までは白鳥村と呼ばれていました。
日本武尊が東国を平定する際、白鳥村に滞在し、村民がその御威徳を慕って白鳥明神として奉斎したのが始まりです。
時は立ち、1046年に源頼義・義家親子に朝廷より奥州阿部氏の反乱鎮定の勅命があり、軍勢が大川(旧宮戸川・隅田川)の河口越えで難儀していました。
すると、一羽の白鳥が飛来、対岸に渡れる場所を暗示したので、無事対岸へ渡りました。義家は白鳥明神のご加護として山頂の本社に参拝し、鳥越大明神の社号を奉った、と言われています。
この歴史を表わすように、鳥居をくぐって入ると、足許に「白鳥橋」という小さな橋があります。
よく見ないと気づかず通り過ぎてしまうので、気を付けてご覧くださいね。
◆鳥越祭の開催日
さて、肝心の日程ですが、例年6月9日頃に近い土曜と日曜に行われます。
2017年度は、6月10日(土)と11日(日)となります。
鳥越祭りへのアクセス
鳥越神社へのアクセスです。
バスの場合 : 南めぐりんバス 鳥越神社前 徒歩1分
電車の場合 : 都営地下鉄浅草線 蔵前駅 徒歩6分
都営地下鉄大江戸線 新御徒町駅 徒歩8分
JR総武線 浅草橋駅 徒歩8分
蔵前通り沿いにあります。浅草から歩いても20分程度です。
浅草橋付近のグルメ
お祭りの行き帰り、お腹が空いたら寄り道されてはどうでしょう?
両国近くで相撲部屋も多いため、ちゃんこ鍋のお店も多くあります。但し、日曜が定休日のお店が多いのでご注意ください。
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まとめ
宮入道中では、決められた服装以外の方はロープ内に入れません。
混雑や危険を避けるため、バリケードが出来て厳しく規制される場合もあります。
通常は歩道での観覧となりますが、ルールを守り、気をつけていらしてくださいね。
問い合わせ先
鳥越神社 東京都台東区鳥越2-4-1
電話:03-3851-5033