ひと昔前は、アレルギーの季節と言えば春でしたが、アレルゲンは、ハウスダウトや花粉、ダニ、カビ菌など、通年あります。
日本人の2人に1人が何かしらのアレルギーを持っていると言われ、クシャミや鼻水、咳などに悩まされている方も多いですよね。
気候の良い季節には、布団も天日干しをしたいところですが、花粉やPM2.5、黄砂なども付きそうで心配ですよね。そんな布団のお悩みに、日々の対策方法やおすすめアイテムなどを提案いたします♪
ハウスダスト等のアレルギーと対策について
アレルギー原因物質として口や鼻から入って来るものは、いろいろあります。
室内に多く生息するダニは、ハウスダストの中にある食べ物のカス、人のフケやカビなどをエサにしており、このダニのフンや死骸などがアレルゲンになります。
ちなみに、ダニの好む温湿度は気温25℃、湿度75%程度です。
つまり、日本の梅雨時の住宅は温度・湿度が丁度よく、ダニが繁殖するためには絶好の環境です。
毎日使っている布団には、どれだけのアレルゲンが付いてしまっているのか、見えないだけに怖くなりますね。
また、外に布団を干して取り込んだ後に、クシャミや痒みが出る事はありませんか?
もし、アレルギー症状が出た場合は、アレルゲンの特定をしておいた方が、対策も取りやすいです。医療機関で、早めにアレルギー検査を受ける事をおすすめします。
そのうえで、布団のアレルゲンもできるだけ排除したいですね。
ハウスダスト等のアレルギーに布団のお手入れは?
アレルゲンを減らすために出来る事を挙げてみましょう。
◆布団のお手入れ
天日干しも良いですが、できれば布団乾燥機を使いましょう。
乾燥機の熱(50度以上)をキープすることで、ダニとカビは死滅します。ただし、死骸もアレルゲンとなるので、そのまま放っておいたらアウトです。
その後、掃除機で表面と裏面の両方から吸い込みます。急がずゆっくり、往復で吸い込むのがポイントです。
毛布、シーツ、カバー類は、こまめな洗濯をしましょう。
◆おすすめの布団
ハウスダスト対策用の布団や枕、カバー類が売られていますので、買い替えをご検討の方は、こういった商品もいかがでしょうか?
ニトリのハウスダスト対策 敷ふとんシングル(NクリーンS)
(価格:7,990円税込)
ホコリが出にくい高密度生地を使用しているため、ダニの侵入やホコリの発生を防ぎ、布団を清潔に保ってくれます。寝具の上げ下ろし作業を1セットとして、7回繰り返した時の発塵量は、従来のコットン素材の布団より、1/13だそうです。
ハウスダスト等アレルギー対策の掃除法は?
普段のこまめな掃除が大切ですが、注意しなければならないのが起床時です。
就寝後、人が活動を停止すると空気の流れが無くなり、浮遊していたハウスダスト等は床面に落ちます。これが起床後に舞い上がると、朝からクシャミを連発する事になります。
これを避けるためには、掃除方法にも気を付けなくてはなりません。
まず、週に2回以上は掃除機をかけましょう。その際は換気のために窓を開け、可能であれば扇風機を窓際に配置。外に向けて室内の空気を追い出します。
また、フローリングの床は、絨毯や畳に比べるとダニの温床にならなくて良いのですが、ホコリが舞い上がりやすいので、掃除機をかける前に軽く水拭きをしておくのがおすすめです。
各家庭の状況にも寄りますが、アレルギー体質の方は掃除の作業自体もなるべく避けた方が良いようです。家族の協力があると良いですが、もしご自身で行う場合は、マスクや花粉対策用のメガネを着用し、アレルゲンを取り込まないようにしましょう。
◆排気が綺麗な掃除機を使う
サイクロン方式、紙パック方式、どちらも一長一短あるようです。
大事なポイントを押さえ、価格.comなどでよく吟味なさってください。
【注意すべきポイント】
・ヘッド部分の吸いつきが良く、細かいゴミを集塵できる。
・集塵したゴミを出さずにクリーンな空気を排気する機能がある。
・ゴミ捨ての際に捨てやすい、又、お手入れが簡易である。
・布団やカーテン、壁面など、掃除しやすいオプション機能やアタッチメントが付属している。
アタッチメントがあれば、布団専用の掃除機を別途買う必要はないですね。
価格.comで売れ筋や満足度の上位に上がっているのは、2017年4月の時点で下記となります。
・マキタ CL107FDSHW
・ダイソン Dyson V8 Fluffy
・三菱 Be-K TC-FXF8P
・東芝 トルネオ ヴイ VC-MG910
まとめ
その他の対策として考えられるのは、観葉植物を置かない、洗濯物は部屋干しをしない、ペットを飼う場合は、飼育する部屋を決め、寝室には入れないようにする、空気清浄機を使用する、なども有効です。
また、食生活や良質な睡眠、腸内環境を整えてアレルギーに対抗する身体づくりも大切ですね。