おたふく風邪にかかってしまったら...
正式には「流行性耳下腺炎」という名前の病気で、潜伏期間が長いと言われています。
これ、うつるのは一体いつまでなんでしょう?
そんなときに、もし旅行の予定を入れてしまってたら!?
行っていいものか、止めた方がいいのか、ハラハラしちゃいますね。
こちらではそんな方のお悩みにお答えしています~。
おたふく風邪の潜伏期間の過ごし方!
◆そもそもおたふく風邪とは?
ウイルス感染する病気でムンプスウイルスによって耳下腺が腫れる病気です。
ムンブスウイルスの接触や飛沫で感染します。
発症する年齢としては4歳以下が5割弱。
男女で発症する年齢が違いますが、4歳頃に発症することが多いようです。
このころは保育園や幼稚園などの集団生活をする時間が増えてくるので、感染のリスクも上がってしまうんですね!
おたふく風邪は「学校保健安全法の学校感染症(第2種)」にも指定されているので、感染となると出席停止になります。
周りで流行っていてもしや!?と思われたら、病院にかかっておいた方が良いですね。
再登校できる基準は「耳下腺や顎下腺の腫れがでてから5日たち、なおかつ全身状態が良好であること」
病院で許可が出れば出席可となります。
◆おたふく風邪になったら
病院ではおたふく風邪そのものを治す治療薬がありません。
そのため、対処療法でなんとかしのぐことになります。
発熱などに対しては解熱剤、脱水には水分補給が大切ですね!
とにかく、水分はしっかりと!
スポーツ飲料などの甘いものより、あまり美味しくはありませんが、OS1などの経口補水液を常備しておくとよいかもしれません。
ドラッグストアで手に入りますし。
また、熱が少々あっても元気であれば入浴できます。
グッタリしていたら、もちろんダメですよ~。
ゆっくり休ませてあげてください。
食事については、耳下腺の腫れが引くまでは食べやすいツルっと喉を通る物がオススメですね。
例えば、プリン、アイス、ゼリー、スープなど。
耳の下が腫れると、痛くて口を開けられないんですよね。
お腹がとっても空くのに食べられないって、ホントにツラいです。
(´;ω;`)ウッ…
また、梅干しとか柑橘系のすっぱい味は止めておきましょう!
見ただけでもつばが出てきます(笑)
耳下腺が刺激されますので、しばらくは止めておきましょうね^^;
◆おたふく風邪の潜伏期間の過ごし方
おたふく風邪の特徴の1つに、潜伏期間の長さがあります。
2~3週間と長いことがあげられます。
おたふく風邪では症状が出ないうちから人に感染し、実は1番感染力が高いのが発症の前後5日位なのです。
そのため、症状が出た頃には周りの人も感染していた、なんてことがよくあるんですね。
おたふく風邪になったかも!?
と思ったら、周りに感染させないようにマスクを付け、人との接触はなるべく避けておきたいです。
おたふく風邪は飛沫感染と接触感染があるので、子どもの場合は保育園や幼稚園で集団感染の可能性があります。
手洗いとうがいは感染予防の基本です。
感染力はそれほど強くはないですが、注意する必要はありますね!
おたふく風邪は潜伏期間にうつる?
まず、おたふく風邪の症状をみてみます。
◆感染からの進み具合
ムンプウイルス感染すると、潜伏期間→発症→回復期を経て、2次感染期間に入ります。
潜伏期間から2次感染期間までは約1ヶ月!
人へ感染させてしまう可能性があります。
そのため、症状が落ち着いたからといって不用意な外出は控えた方が良さそうです。
気長に注意する必要がありますね!
ムンプウイルスが身体の中に入ってから、おたふく風邪の症状を発症するまでの期間、これを潜伏期間と言うのですが、それがだいたい2~3週間。
個人差はありますが、約18日とかなり長いですよね。
耳下腺の炎症による耳の下の腫れは、発症すると24時間以内に現れてきます。
この耳の下の腫れは、症状が出てから3日間程度でだいたい落ちつきますが、前後の5日間は感染の可能性が高くなります。
看病をする際にはマスクをするなど、2次感染にも注意してくださいね。
おたふく風邪は発症から完治まで10日程度かかりますが、耳の腫れなどの症状が落ち着いてくると、感染力も弱まってくる傾向があります。
◆注意したいこと!
ほぼ治ったと思ったのに、再び高熱や頭痛・嘔吐などの症状がある場合、無菌髄膜炎などの合併症を発症している可能性もあります。
早めに医療機関へ受診してくださいね!
おたふく風邪の潜伏期間に旅行は行ける?
旅行の予定はすでに組んでしまっているのに、まさかの事態。
出発の日はどんどん近づいてくるのに大丈夫かな!?
旅行はキャンセルした方がいいの?
と、ハラハラしちゃいますよね。
保育園や幼稚園、学校は許可が出るまでお休みなので、この時期に旅行に行くのは残念ですが止めておきましょう。
しかし、潜伏期間かも!?
うつったかどうかハッキリしない、という微妙な時期。
せっかく予定している旅行なら、なんとか行きたいですよね☆
(*・ω・)(*-ω-)ウンウン!
そんな時には、病院で抗体検査をしておくと良いかもしれません。
旅行の前に大丈夫!と分かっていれば、安心して旅立つことができますからね^^
◆感染しても症状が現れない!?
感染したのにまったく症状が出ないことがあります。
これは不顕性感染と言って、30%程度の確率で起こります。
そのため、知らずに感染していて知らないうちに周りへ移してしまっていた!?
という可能性もあるんですね。
感染しているかどうかは、病院で抗体検査をすることで分かります。
移っていれば「陽性」と結果が出ますが、検査をする時期も大切です。
先に述べたように、潜伏期間から2次感染までの期間は約1ヶ月。
周りでおたふく風邪が流行っていて移っているかもしれない!
と思った時期から1ヶ月程度は様子を見て、それまでに何も症状が出なければ検査をしてみましょう。
抗体ができているかもしれません。
しかし、あまり早い時期に検査をすると、正しい結果が出ないこともあるので気を付けて下さいね。
2歳未満の幼児は、発症せずに抗体だけができているケースもよくあるようですよ。
まとめ
おたふく風邪の潜伏期間かも!?
と思ったら、とにかく様子を見ながら注意しておくことが大切ですね。
1ヶ月程度はうつっている、もしくはうつしてしまう可能性があります。
旅行に行く予定があるなら、病院で抗体検査をするなどの相談をしてみてくださいね。
ぜひとも楽しい旅行ができますように☆
<追記>
おたふく風邪の予防には予防接種も効果が期待できるようですが、現在は任意接種となっていますね。
打っておくかどうかの意見も分かれるところです。
しかし、大人のときにおたふく風邪にかかると症状は重く出てしまう事があります。
わたしも高校生の時にかかりましたが、高熱と吐き気、そして食べたいのに食べられない、という症状にとても苦しい思いをしました。
できれば、子どもの内に軽くかかっているのが理想的ですね♪
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