熱中症で頭痛が治らない時の対処法はコレ!予防はできる?

今回のテーマは熱中症による頭痛です。

5月頃に日射しが強くなってくると、春の運動会シーズンに熱中症!なんてニュースになったりします。梅雨のジメジメで汗がじっとり引かない時期や、真夏の暑い時期も熱中症の心配はありますね。

症状は頭が痛かったり吐き気やめまいがあったり、とにかくツラいものです。

熱中症を長引かせないためには、なるべく早い段階で対処することが大切です。重篤な症状では命にかかわる事もありますので注意が必要です。

  

熱中症で頭痛が治らないのはなぜ?

5月~6月のまだそれほど暑くない時期は比較的過ごしやすいのですが、日射しはとても強くなっています。気温の低いうちは身体が冬仕様のままなので、ちょっとした気温上昇に付いていけず体調を崩す事があります。熱中症はそんな時期にも起こります。

頭痛がするけど風邪の症状は無いし..何で?
と思ったら、熱中症が原因かもしれません。夏だけではなく春も油断は禁物です。

◆熱中症とは?

長時間、高温多湿の場所に無風の状態で居続けると、屋外や屋内に関わらず起こります。汗を掻いているのに水分が摂れない状態は危険です。

そのうち汗が出なくなってきて体内の熱を放出できなくなると、脱水症状となります。悪化すると痙攣や意識障害が起こる危険な状態になります。

症状として吐き気、頭痛、めまい、脳貧血、冷や汗、手足のけいれん、足がつる等があったら、早めの対処が必要です。

◆頭痛はなぜ起きる?

熱中症の頭痛は水分不足や体温上昇により起こります。
頭痛薬を飲んだり、こめかみを冷やしたり安静にしていても治りません。

日頃から片頭痛がある方は、夏の気温上昇や冷房の影響により、血管の収縮や拡張で頭痛が出ることがあります。こちらもご参考まで。
子供の頭痛と吐き気!?対処できることや食べ物について

熱中症で頭痛の対処法はコレ!

熱中症による頭痛と思われる場合、まずしっかりと水分補給をする事が大切ですが、水やお茶を普通に飲むだけではうまく吸収されないんですよ。ご存知でしたか?

そこで、水分とともに必要なものに塩分があります。

ミネラルバランスとか電解質、という言葉もよく聞きます。スポーツドリンクに含まれていますよね。

◆電解質とは

水に溶けると電気を通す物質=電解質(イオン)です。 電解質にはナトリウム、クロール、カリウム、カルシウム、マグシネウムなどのミネラル成分があり、身体の水分量や浸透圧を整えたり、神経伝達や筋肉の動きに作用しています。

体内の電解質のバランスが崩れると脱水症状を起こしたり頭痛の原因になってしまいます。ただ、スポーツドリンクは応急処置には良いですが、糖分が多いので常飲はおすすめできません。

ドラッグストアなどでは「経口補水液」が売られています。あまり美味しいものではありませんが、体内の電解質のバランスを整えてくれるものです。できるだけ軽い症状のうちに摂っておきたいですね。

また、実際の飲み方として急にゴクゴク飲んでしまうのも止めましょう。ゆっくりひと口飲んで休み、またゆっくりひと口、と飲むようにします。この時他の飲み物(ジュースなど糖分を含むもの)を一緒に飲むとバランスが崩れますのでご注意くださいね。

◆その他の対処法

・なるべく涼しい風通しの良い所で休む。
皮膚表面の汗を蒸発させ、体内の熱を外に出します。

・足を高くした状態で横になる。
熱中症の時は頭に血液が足りない状態です。頭の位置を低くすることで脳内への血流が良くなります。

・身体に熱がこもっている時は、脇の下や首などを冷やす。
ポイントは動脈が通っている部位を冷やす事です。

熱中症で頭痛の予防はできる?

ここまで対処法についてお知らせしましたが、熱中症の手前で予防できればそれが一番!ですよね。そのためには日常生活で小さなことから一つ一つ気を付けるようにしましょう。

◆水分と塩分を摂る

とにかく喉が渇く前に飲むことがポイント!

経口補水液は手作りする事もできます。
材料: 水500ml、砂糖20g、塩1.5g、レモン汁1/2分(濃縮液でもOK!)

全部をよーく混ぜれば出来上がり!冷蔵庫で保存し、なるべく早く飲み切るようにします。
クックパッドで検索すると、きび砂糖やはちみつ等で作ったレシピが色々出てきます。糖分少な目で頂けますので試してはいかがでしょうか?持ち歩いて少しずつ飲んでも良いですね。

ほかに塩分を摂る方法として、味噌汁や甘酒なども良いですよ~。どちらも発酵食品ですし、甘酒は飲む点滴!ともいわれるほど栄養価の高いものです。

◆エアコンや扇風機の併用

扇風機は首を上に向け、エアコンの冷気を行き渡らせるようにします。エアコン無しで我慢する方、エアコン嫌いで付けない方がいますが、気づいたら熱中症になっているかも!?気を付けてくださいね~。

◆質の良い睡眠

眠りが浅いと身体の疲れが抜けません。寝る前にアロマでリラックスしたり、ぬるめのお風呂に入浴するのも眠りへの導入に一役買います。ただし、頭痛がある時の入浴は悪化させますので止めておきましょう。

またエアコンや扇風機もですが、涼しい寝具などを使うと快適に眠れますよ。
こちらもどうぞ~。
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まとめ

熱中症の頭痛は脱水が主な原因ですが、寝不足や疲れなど他にも色々な要因が考えられます。
症状に当てはまらないものがあったり、上記の対処法を行っても改善しない場合はかかりつけの病院を受診してください。

夏を元気に乗り切れるようにしましょうね~♪



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