紅葉といえばやっぱり見晴らしのいい山が最高!
…とはいえ登山する勇気はないし、ハイキングやトレッキングも体力が心配…。
小さいお子さんがいたりすると、なおさら山って行きにくいですよね。
でも安心してください。
小さなお子さんのいるファミリーでも、ゴンドラに乗ればあっという間に山頂です!
さわやかな秋の風が吹く高原を、ゴンドラで空中散歩する爽快感は最高ですよ。
「だけど、それだけじゃ子どもが飽きてしまうかも…」なんて心配も御無用。
今回はお子さんにも楽しめるスポットを交えつつ、おすすめ紅葉ビューポイントを紹介しちゃいます。
白樺高原は紅葉の時期に行ってみて!
私がおすすめしたいのは、長野県の「白樺高原(しらかばこうげん)」です!
白樺高原は長野県の北佐久郡、標高1,500m地点にある高原地帯。
あたりには白樺湖や女神湖など美しい湖が点在する自然豊かな場所。
11月下旬には初雪がみられるほど冷涼な気候で、冬はスキーヤーとスノーボーダーで賑わうゲレンデ「白樺高原スキー場」になります。
山頂へ登るためのゴンドラリフトが冬季以外にも運行していて、手軽に登山気分を味わえてしまうというわけです。
ここで「そういえば、雪が降る前のスキー場ってどうなってるの?」と思われる方もいますよね。
実は冬以外のシーズン、白樺高原スキー場は「蓼科第一牧場(たてしなだいいちぼくじょう)」として開放されているんです!
雄大な山の斜面で牛やヤギが草を食べている光景はとっても癒やされますよ。
「白樺高原」の名前の通り、周囲一帯はシラカバの木に囲まれた、西洋画のような美しいリゾート地。
秋には赤や黄色に色づいた葉が息を呑むような美しさを見せてくれます。
紅葉した山々と真っ青に透き通った秋空のコントラストを、ぜひ堪能してください!
白樺高原の紅葉時期っていつなの?
色づき始めるのは10月上旬くらいですが、この時期はまだ緑色の白樺が目立ちます。
11月上旬から中旬にかけてはカラマツが黄金色になって綺麗ですが、白樺の葉は散り始めてしまいます。
ですので、白樺高原で白樺の紅葉を見るのであれば、10月下旬くらいがおすすめです!
白樺高原は子供も楽しめる♪
前述のとおり、白樺高原スキー場のゴンドラは秋にも運行しています。
これに乗って気軽に山頂まで空中散歩を楽しみ、紅葉をたっぷり堪能しましょう^^
牧場はゴンドラ乗り場のすぐ近くにあるので、小さなお子さんが飽きてしまう心配も、移動で疲れてしまう心配もありません。
以下の項目で、牧場とゴンドラについて、それぞれ詳しく説明していきますね。
蓼科第一牧場
蓼科第一牧場は、なんと無料で開放されているふれあい牧場!
無料なので料金所や入場ゲートなども一切ありません。
スキー場のふもとの駐車場に車をとめて、斜面を少し登ったら、そこがふれあい牧場です。
気軽に立ち寄れるのが嬉しいスポットですね。
ゲレンデの中腹に小さな牛舎があり、そこで牛や馬が飼育されています。
少し離れた柵の中ではたくさんのヤギがのんびりと草を食べている光景が見られますよ。
お子さんが小さくて、牛や馬を怖がってしまっても大丈夫!
ミニブタやウサギなどの小動物もいるので、安心して楽しんでくださいね。
体験談になりますが、我が家の長男(当時1歳半)はとっても怖がり。
牛舎の前でジャージー牛を見た時はパパにしがみついて「いやー!」と言っていました(笑)
でもウサギのコーナーでは積極的になり、抱っこにチャレンジしていました^^
ウサギのほか、ミニブタやヤギのエサやりもできますし、柵の中に入ってなでることもできちゃいます。
お子さんにとってもいい思い出になること間違いなしのスポットです!
白樺高原はゴンドラリフトから紅葉を
動物たちとふれあった後は、山を少し下ってふもとの乗り場へGO!
チケットを買ったらいざゴンドラに乗車。
オープン型のベンチリフトと違い、個室のようなつりかごに乗り込むとドアが閉まるタイプのゴンドラです。
高いところが苦手な人や怖がりなお子さんでも安心して空中散歩を楽しめます。
6人乗りなので、家族みんなで乗ることができますよ。
ゴンドラは結構なスピードで山頂へ向かいます。
内側から自由に開けられる窓があります。ぜひ窓を開いて、さわやかな高原の風を感じてみてください。
眼下にはトレッキングをする登山客や、犬を連れて斜面を登る人の姿も。
さっきまで楽しんでいたふれあい牧場の上も通るので、盛り上がること間違いなしです。
乗り込んでから7分ほどで山頂へ到着!
近隣の白樺湖と女神湖が見下ろせる、絶好の見晴らしになっています。
山頂以外にも、ゲレンデの斜面の紅葉にも注目してみてください。
シラカバ以外にも、アカシアやモミジなど、色とりどりの紅葉を見ることができます。
深い紅色、鮮やかな赤、輝くような黄色…さまざまに染まった蓼科の風景をバックにした家族写真は欠かせません!
そして山頂に自販機やトイレなどの施設があるのもファミリーには助かるポイント。
私はお茶を、主人はコーヒーを、子供にはジュースを買って、ベンチで一息つきました。
絶景を見下ろしながら飲むあたたかいお茶がとても美味しかったです^^
また、山頂のトイレって公園の公衆トイレのようになんとなく不潔なイメージがありますが、ここは綺麗に掃除されていました。
多目的トイレがあるのでオムツ替え台もありますよ。
~ゴンドラリフトの営業について
こちらのゴンドラリフト、紅葉シーズン後はスキー場としての営業まで少し休業を挟みます。
2018年の営業は11月4日(日)までとなっています。
営業時期や時間など、詳細は下記の公式HPを参照してくださいね。
白樺高原のホテルでひと休み
ゴンドラで下山したら、降り場すぐにある「池の平 白樺高原ホテル」でちょっと一息つくのもオツ。
売店で友達や職場へのお土産を買うもよし、アイスやドリンクを買って味わうもよし。
テラスにテーブルとベンチがあるので、帰りの運転の前に少し休んでいけるのが、大人には嬉しいですね。
ホテル情報 by 楽天トラベル ⇓ ⇓
池の平白樺高原ホテル
白樺高原の気温と服装について
白樺高原一帯は標高が高く、紅葉の見頃である9月~10月は冷え込む日も多くなっています。
10月下旬の早朝には霜が下りる日もあるくらい。
そのため、ある程度暖かい格好で行くのが望ましいでしょう。
気をつけたいのは、「標高が100m高くなると気温が0.6℃下がる」ということ。
ゴンドラに乗って山頂へ行くと、山のふもとの乗り場よりも気温が下がり、寒さを感じることも。
ジャンパーやコートなど、着脱しやすい上着があると安心です。
わたしは寒いのが苦手なので、ユニクロのヒートテックの上に薄手のシャツを着て、その上に薄手のパーカーを羽織り、さらにジャケットを持っていきました。
ふれあい牧場で歩き回って暑くなったらパーカーを脱いでシャツで過ごし、暑さをしのいだらまたパーカーを着る。
ゴンドラで山頂に行って寒さを感じたらジャケットを羽織る。
…という感じで、体温調節のしやすい服装がおすすめです。
牧場でも山頂でも土の上を歩くことになります。土に埋まってしまうので、ヒールの高い靴は避けるのがベター。
履き慣れたスニーカーなど歩きやすい靴を選びましょう。
まとめ
そんなわけで、今回はファミリー向け紅葉スポットを紹介させていただきました。
小さな子どもがいると、どうしてもお出かけが制限されてしまうもの。
でもふれあい牧場からのゴンドラコースなら、移動距離も最小限、紅葉も楽しめちゃいます。
きっとお子さんの喜ぶ顔が見られますし、大人にとっても素敵な思い出になりますよ。
ぜひお出かけしてみてくださいね^^