子どもが生まれて初めて迎える節句を「初節句」といいます。
男の子の場合は、5月5日の「端午の節句」ですね。
五月人形を飾り、赤ちゃんが健やかに育つことを願う行事なのですが、子どもの誕生が1月・2月・3月といった早生まれの場合でもその年に初節句のお祝いをするものなのでしょうか?
早生まれの場合の男の子の初節句のお祝いはいつするのか、見ていきましょう。
端午の節句で初節句っていつのこと?
初節句をいつやるかについては、地方などによって様々な風習があるようです。
・生まれてから21日以内に初節句が来る場合は翌年にする
・生後1か月以内に初節句が来る場合は翌年にする
・節分を過ぎてから生まれた場合は翌年に初節句をする
・お宮参りを過ぎてから初節句をする(お宮参り前の場合は翌年)
・お食い初めを過ぎてから初節句をする(お食い初め前の場合は翌年)
・生まれて初めてのお正月を迎えてから初節句をする
など色々な考え方や風習があり、これは絶対!というルールはありませんね^^
赤ちゃんやママの体調を考えて決める方が多いので、赤ちゃんが生まれてから3か月くらいまでに初節句が来る場合、翌年に初節句を行う人が多いようです。
初節句をいつやるかは、家族で話し合って納得できるときに決めましょう!
初節句は一生に一度だけのお祝いなので、みんなが笑顔でお祝いできるのが何より一番だと思います。
端午の節句でお祝いの仕方☆
初節句を盛大にお祝いしたいと思うパパ、ママは多いですよね♪
でも、いざやろうとなると「お祝いの仕方ってどうやるの?」と悩むことも..。
それでは、初節句のお祝いの仕方について見ていきましょう。
・兜や鎧、五月人形を飾る
・菖蒲の花を飾る、菖蒲湯に入る
・柏餅、ちまきを食べる
などが一般的に行われますが、現在ではご家庭の状況に合わせて、お祝いの方法も様々に変化しているかもしれませんね。
では、それぞれ意味を説明していきますね~。
◆鯉のぼりをあげる
鯉のぼりは男の子が生まれたことを天の神に告げ「どうかこの子を災いからお守りください」と願いを込めて飾ります。
◆兜や鎧、五月人形を飾る
兜や鎧、五月人形を飾る理由は、子供に災いがふりかからないように。
また、無事にたくましく成長しますように、と願い込めて飾ります。
◆菖蒲の花を飾る、菖蒲湯に入る
中国から伝わった厄除けとして菖蒲が使われます。
スーパーなどでも売っていて、手に入りやすいですね。
◆柏餅・ちまきを食べる
中国から伝えられ、無病息災を祈ります。
柏餅の意味は、柏の木は新しい芽が出ないと古い葉が落ちてこないころから、
「子が生まれるまでは親は死なない」
⇓⇓
「跡継ぎが途絶えない」
ということに結びついて、縁起の良い食べ物として端午の節句で食べられるようになりました。
ちまきの意味は、邪気を祓うとされ、災いを避けるという意味があります。
ここでいうちまきは、甘い和菓子のちまきのことで、中華ちまきではありません。
関東では柏餅、関西ではちまきが一般的です。
端午の節句でお祝い膳の準備ってどうするの?
初節句にお祝いするお食事メニューですが、お祝いの仕方の部分でも書きましたが、柏餅かちまきを用意しましょう。
他には
◆鯛
めでたいという定番の縁起物ですね。
赤飯やちらし寿司もお祝いご飯の定番です。
◆たけのこ
たけのこは真っすぐ元気に育ってほしいという意味があります。
◆海老
海老の赤い色には生命力を表す意味があります。
◆豆
豆は健康でマメに過ごせるようにという意味があります。
◆蓮
蓮には穴が開いているので、見通しの良い人生という意味があります。
◆鰹(カツオ)
鰹は勝男にちなんでいます。
◆よもぎ餅
よもぎ餅のよもぎには薬の成分が入っているので健康を願う意味があります。
などがありますが、これら全てを準備するのは大変です!
無理せず出来る範囲で用意すれば十分ではないでしょうか(^^♪
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まとめ
初節句をいつにするのかは、様々な考え方や風習がありますが、決まったルールはありません。
みんなが笑顔でお祝いできるように、家族で話し合って決めるのが一番!
お祝いの仕方は、一般的には
- 鯉のぼりをあげる
- 兜や鎧、五月人形を飾る
- 菖蒲の花を飾る、菖蒲湯に入る
- 柏餅、ちまきを食べる
とされていますが、現在はお祝いの仕方は家庭それぞれ変化しつつあります。
お祝いの際のメニューは柏餅やちまきを筆頭にたくさんありますが、全て準備する必要はありませんね!
おめでたい&縁起の良い食材をちょっとでも取り入れてみれば、一気にお祝いムードとなります。
お祝いの方法はその家庭、家族それぞれです。
「元気に健やかに育ってね」とそんな願いが溢れていれば十分なのではないのでしょうか?
おめでたい日を家族みんなで楽しみましょう~^^