日本三大火祭りのひとつ!
「那智の扇祭り」=「那智の火祭り」
那智の火祭りの通り名で知られるお祭りで、平成27年度に「那智の扇祭り」として国の重要無形民俗文化財に指定されたました。
重さ50キロ以上の大松明、火の粉が舞い燃え上がる様子は迫力満点です。
一度は自分の目で見てみたいですよね!
2017年度の日程や、祭りの詳細、アクセスや駐車場についてご紹介します!
和歌山県那智の火祭りの日程
2017年度「那智の扇祭り」は下記の通り開催されます。
日にち : 7月14日
時間 : 10時 ~ 15時半
場所 : 熊野那智大社
この例大祭は、熊野の12神が熊野那智大社から御滝前の飛滝神社へ、年に一度里帰りするものです。
10時~「御本社大前の儀」という熊野の神々12神へ神饌をお供えし、お祈りする儀式から始まります。
お稚児さんによる舞いの奉納、斎主舞、巫女舞、国指定重要無形民俗文化財の舞である「那智田楽」など、数々の神事が行われていきます。
14時頃に、いよいよクライマックスの「扇神輿渡御祭」が開始です。
この頃には、滝前は大変混み合います。
使いの松明から、滝前の参道にて12本の大松明へと点火され、12本の松明は御滝本石段を上り、扇神輿をお迎えしお清めして行きます。
重さ50キロの大松明が炎を上げて円を描きながら下りてくる様子は他に類を見ません。火祭りの所以ですね。
熊野那智大社の由来
神武天皇東征の際、大己貴命(大国主命)の御霊代として那智の滝をお祀りしました。それが那智山信仰の始まりです。
当初は熊野の神々を御滝本にお祀りしていたのですが、仁徳天皇の時代に山の中腹に社殿が設けられました。これが全国3千余社の熊野神社の御本社として、1700年もの間人々に親しまれて来た始まりとされています。
那智の火祭りは12体の扇神輿を大松明の火で迎え清める神事ですが、7月9日に社殿のお清めや注連縄の張り替え、11日に扇神輿12基を組み立てます。
13日は宵宮祭が行われ、14日の例大祭へと続きます。
「大松明」は
那智山地元のご奉仕により、桧の割板を桶のように輪じめにした珍しいものです。
「扇神輿」は
幅1メートルx長さ6メートルの細長い框に赤緞子を張り、金地に朱の日の丸を描いた扇を組み合わせ「那智の大滝」を表しています。
那智大社へのアクセスや駐車場について
◆車の場合
国道42号線を勝浦から新宮方面へ。
那智勝浦新宮道路 → 那智勝浦出口信号を左折。
約15分の道のりです。
JR紀伊勝浦駅から滝前までは約20分かかります。
◆バスの場合
JR紀伊勝浦駅から滝前バス停まで約30分。
◆駐車場
那智大社の神社駐車場が満車の場合、県道上に「満車」の看板が提示されます。
その際は那智山中腹にある臨時の駐車場、大門坂駐車場などに駐車し、熊野交通の無料シャトルバスで移動できます。
・神社駐車場
青岸渡寺駐車場とも呼ばれています。約30台駐車可。通行料として800円要。
・那智の滝駐車場
滝まで一番近いのですが、長い石段を上がっていかなければなりません。また熊野那智大社本殿や青岸渡寺までは歩いて15分ほど要します。基本的には観光バス専用の駐車場ですが、道路を挟んで反対側に数台ではありますが乗用車も駐車可能です。
・大門坂駐車場(無料)から熊野那智大社までは、徒歩で50分程度かかります。石段の急な坂道ですので、足腰の不自由な方にはおすすめできません。
・お土産屋さんの駐車場
500円程度の駐車料金がかかります。
まとめ
那智の扇祭りの日は、午前中の早い時間から駐車場が満車となりますので、車の場合は午前9時前には熊野那智大社に到着するようにしたいですね。
勇壮な火祭りをじっくり鑑賞したいものです