布団の湿気が気になる季節。
汗は掛け布団よりも身体の下にある敷き布団に溜まります。
天日干しをしたり布団乾燥機にかけると、ふっくらお日さまの匂いがしますよね。できれば毎日干したいところ。でも、晴れの日ばかりじゃないし、そもそも毎日干す時間も無い。
布団は素材によって湿気の溜まり方・干し方が違います。
気持ちよく眠れるように、干し方のコツや乾燥機の使い方、収納する時の注意点などをご紹介します♪
敷き布団を干す頻度
人間は就寝中にコップ1杯(約200ml)の汗を掻くと言われています。
蒸発する水分もありますが、そんな汗が毎晩布団に溜まって行く事を考えると怖いですよね。放置するとカビやダニの温床になってしまいます。
天日干しにおすすめの時間帯は、午前10時~午後2時(夏場は3時頃まで)
素材により、最低限干した方が良い頻度がありますのでご覧ください。
◆素材による干す頻度
綿やポリエステル
1週間に1~2回、3時間程度
羊毛
2週間に1回、2時間程度
◆注意点
敷き布団は、床に設置する面に湿気が溜まり易いので、片面を干したら裏返してもう一方の面も干してください。
また、側生地のカバーは掛けたままで大丈夫です。掛けておいた方が生地が傷まないですし、汚れ防止にもなりますからね♪
敷布団の乾燥機の使い方
天日干しは湿気を取るのに効果的ですが、ダニは天日に当たっていない面へ逃げるので退治できませんし、カビの胞子も死滅しません。
また、花粉や黄砂の季節には花粉除け用のカバーを掛けたくなります。掛けたカバーも花粉を払う必要があるので、それも面倒ですよね。
そこで。
天日干しができない時には、布団乾燥機を有効活用しましょう。天候を気にせず使えるのが便利です。
・乾燥機を2時間程度かけると、布団内は50度以上になるのでカビやダニは死滅します。
・乾燥機をかける際は、蒸発した湿気を逃すために窓を開けて換気するようにしましょう。
・布団の床側の面も、すのこを敷くなどして湿気を逃す工夫が必要です。
・ダニ退治には、乾燥機の後の掃除機かけも大切です。
ダニの死骸やフンもアレルゲンとなりますので、布団の両面をしっかり吸うようにしましょう。
・また、乾燥機でカビの胞子は退治できても黒い色素は消えません。漂白剤を使えば黒い色素は消えますが、漂白剤が残っているとそれも害となります。水でしっかりとゆすぐ必要がありますね。重い敷き布団を家庭で扱うのは難しいと思われます。あまり気になるようなら、買い替えも考えた方が良いでしょう。
敷き布団の収納方法とは
シーズンオフで収納する際は必ず天日干し、または布団乾燥機をかけましょう。
また、温かい状態ですぐに仕舞うと熱が残ったままなので、軽く陰干しをして熱を逃すようにします。
押し入れやクローゼット内は湿気がこもりやすいので、布団が直接床面や側面に触れないよう、すのこなどで通気を良くしてください。
収納する際には不織布の布団収納袋など、通気の良いものを使うのがおすすめです。ビニールケースは湿気を逃すことができませんし、匂いが付くこともありますので収納には向きません。
普段から湿気が溜まりやすい場所では除湿剤を使うようにします。収納袋には防虫剤も入れておくとさらに安心ですね!
まとめ
敷き布団のお手入れには、とにかく湿気取りが大切です。
カビ・ダニは湿度が70%以上になると大繁殖!
大繁殖を防ぐためには天日干しと布団乾燥機をしつつ、さらにエアコンや除湿機も適度に使いましょう。
毎日使う敷き布団を清潔に、気持ちよく眠れるようにしたいですね。