夏のお弁当にランチジャーって腐らない?車内に置ける!?

ランチジャーは温かいものを温かいままに、食べるまでキープできるお弁当箱です。

最初に発売されたときは、画期的な商品が出たもんだと驚きました。
でも、保温した状態で夏場に使うのは問題ないの?とすごく不思議に思いまして。

温かいままじゃ傷んでしまいそうですよね。

そんなはてな?に。ランチジャーについての疑問はこの場で解決します!

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夏のお弁当にランチジャーって?

ランチジャーと言うと象印、サーモス、タイガーなど、魔法瓶で有名なメーカーが思い浮かびます。近頃は世の中の認知度もアップしてあちこちで見かけるようになりました。

◆そもそもランチジャーとは?

保温・保冷の機能があるお弁当箱をランチジャー、または保温ジャーと呼んでいます。一口にランチジャーと言っても、いっぱい食べたいお父さん向けのお弁当タイプ、スープやシチューなどの汁物メインタイプ、おしゃれなカフェ丼タイプなどさまざまです。

<ステンレス真空断熱タイプ>

いわゆる魔法瓶。全体を真空断熱容器に収めるので、熱いものや冷たいものを詰めれば、そのままの状態で長時間保温でき、昼のランチタイムには温かい又は冷たい状態で食べられます。
詰めてから6時間以内に食べきることで60℃以上保持することができるものです。

<ご飯容器だけ真空断熱するタイプ>

文字通りご飯だけを温かく保持します。おかずは冷ました状態、常温です。

<お弁当箱に断熱性のあるケース付き>

普通のお弁当箱を全体的に冷まして保持するものです。必要に応じて保冷材も付けます。

ランチジャーって腐らない?

梅雨から夏の時期の保冷はともかく、温かいものを昼までそのままにしていいの?と気になりますよね。

でも大丈夫!
ランチジャーは正しい使い方をすれば、季節に関係なく使えるんです。

雑菌の繁殖しやすい温度は25~40℃前後。
60℃以上では繁殖できません。ランチジャーは6時間以内であれば60℃以上のままで保持できます。

ランチジャーの種類によりますが、温めできるのはご飯だけだったり、スープだけとなります。おかずについては温めしないでキープするものがほとんどです。

◆ランチジャーの使い方

<ご飯やスープの場合>

温め方法はランチジャーによって違っています。

方法その1⇒
ご飯を入れる前に容器を熱湯で予熱。そこに炊き立て熱々のご飯を入れます。冷ましたご飯を入れるのはダメです!

方法その2⇒
ご飯を容器に入れた状態で電子レンジ加熱しそのまま蓋をします。

すると6時間以内は60℃以上を保持できるワケです。せっかく保温しているので、保冷剤などで冷やす必要はありません。

<おかずの場合>

縦型のジャー等でご飯容器とおかず入れの容器が一体になっている物がありますが、おかず入れの容器は保温機能が無いんです。従来通り常温のお弁当と同じ扱いで、しっかりと冷ましてから詰めるようにします。

また、スープ容器をおかず入れにして温めればいいんじゃない?と思いますが、ご飯の温かさが容器越しに伝わりますし、おかずを温かいまま入れると、徐々に冷める事で傷みやすくなります。止めた方が良いでしょう。

ランチジャーは車内に置ける!?

ここまでランチジャーの機能をお伝えしていますが、60℃以上でキープできるなら、暑い車の中に置いてあっても大丈夫じゃないの?と思いますよね!?

実際どうなんでしょう~。

各メーカーの注意点としては次のように記載されています。

<タイガー>
⇒直射日光や熱い自動車の中を避けて、涼しい環境であれば大丈夫です。特に菜入れは、周囲の温度に影響されるので十分気をつけてください。

<サーモス> 
⇒車の中など高温になるところには放置しないでください。

<象印>
⇒直射日光の当たる所や車内など放置するとおかずは腐敗しやすくなるので止めましょう。

このように、各メーカーでは高温の場所に置くことを止めるよう記載していますね。

ここからは私見です。
安全性を保証するものではなく食中毒が起きる可能性はゼロではありませんので、ご注意くださいね。

使い勝手として考えたとき、魔法瓶タイプで密閉保温できる容器については高温の車内放置はむしろ良いのではないでしょうか。容器の中が60℃以上になることを推奨されているのですから、暑い車内に置いておくのは好都合な環境です。ただ、密閉がうまく行ってなかったり、最初に詰める時の温め方が甘かった場合には60℃以上をキープできない事も考えられますので、その点は注意が必要です。

また、心配なのはおかず入れです。
こちらはもともと保温するための機能が付いていませんし、おかず自体も冷まして詰めるものです。外気温の影響をもろに受けますので、車内放置は絶対に止めるようにしましょう。

まとめ

ランチジャーを使う時には、ご飯と汁物は温かく、おかずは冷ましてがセオリーとお分かりいただけたと思います。

つまり、食べるまでに置いておく場所や保管の仕方はまったく逆になりますよね。

そこで。おすすめはセパレートタイプのランチジャーです。
一体型で温度が伝わりやすくなるものより、保温できるご飯と冷まして入れるおかずがしっかりと分けられるものが扱いやすいでしょう。

夏のお弁当を美味しく食べられるように、食中毒の危険に注意して温かいものはしっかりと温め、冷たいものは冷たく、気を付けて準備してくださいね。

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