前日から作ったおかずをお弁当に詰めたいけれど、腐ったりしないか気になるーと思ってる方は多いと思います。
とくに夏場は食中毒も気になりますので、お弁当の持ち運びと保管場所にも気を使います。せっかく作ったお弁当はお昼までキープして美味しくいただきたいですよね!
そのために注意する事、おかずの作り置きやおすすめのおかずについてもご案内します♪
夏のお弁当に生野菜はダメ!?
夏場のお弁当では、傷みにくい食材をを入れたいもの。
サラダやサンドイッチ等の具材で、火が通ってないものを入れるのは不安ですよね。
◆生の野菜はダメ?
生の野菜をお弁当に入れるのはおすすめできません。
食中毒を起こす細菌は色々ありますが、肉や魚だけでなく生の野菜も原因となる事があるんです。
腸管出血性大腸菌O157はご存知でしょうか?
梅雨から秋口にかけて、よく食中毒の原因としてニュースで取り上げられますよね。
O157は牛などの家畜の腸内に保菌されており、糞便に汚染された食肉から他の食品に移る事で食中毒の原因となってしまいます。過去には加工品、サラダや漬物などが原因の事例がありました。
とても怖い菌ですが、75℃で1分間以上加熱すると菌は死滅します。100℃なら5秒以上の湯がきが有効ですので、しっかりと加熱する事がいかに大切か分かりますね。火を通さない具材をお弁当に使うのは止めた方が賢明でしょう。
夏のお弁当でおかずの作り置きは?
お弁当のおかずは作り置きして朝はラクしたい!
忙しい朝はお弁当作りに時間をかけたくないですよね。そうなると気になるのが作り置きした食品の「もち」です。
当日のお弁当の保管状態にも寄りますが、涼しい所に置いておくのは基本です。クーラーの効いた部屋や冷蔵庫に保管できるならまず問題ないでしょう。さらに食べる時に電子レンジでしっかり加熱できるならバッチリ!ただし、中途半端に温めるのは殺菌にはなりませんのでご注意ください。
以下は推奨事項ですので絶対に大丈夫!と保証できるものではありません。その点留意頂いた上でご参考にされてください。
◆涼しい所に保管できない場合
保冷剤や凍らせたペットボトルを数本、お弁当と一緒に保冷バッグに入れ、冷やした状態(10℃以下)がキープできるようにして下さい。
細菌の増殖に適した温度は30~40℃です。10℃以上になると菌の活動が活発化しますので、超えないようとにかく冷やすようにしましょう。
◆前日に作ったものをお弁当箱に詰めて冷蔵庫にしまっておく場合
作る際には手洗いをしっかり、調理器具の衛生状態などに注意します。
食品を傷まないようにするためには水分を除く事が重要です。おかずは汁気の無いものにします。
作った直後すぐに詰めるのは止めましょう。温かいまま詰めると水蒸気が発生し、その水分で蒸れて傷んでしまいます。しっかりと冷ましてから詰めるようにします。
おかずはお弁当箱に詰めたままでも良いですが、ご飯だけは冷蔵するとパサパサして美味しくありません。できれば、朝に炊き上がったものを詰めるのをおすすめします。もちろんしっかりと冷ますのを忘れずに!
◆冷凍した食品を朝お弁当箱に詰める場合
自然解凍OK!の冷凍食品は、お弁当箱に詰めてそのまま常温で解凍可能です。他のおかずの保冷剤代わりにもなりますので便利ですね。
家庭で作り置きした冷凍食品も同様です。解凍時に水分が出ないようお弁当箱の底にペーパーを敷いておく、バラン等で区分けするなどの工夫も必要です。
保冷バッグに冷凍したカップゼリーを一緒に入れておくと保冷剤代わりになり、デザートにもなりますので一石二鳥です♪
夏のお弁当のおすすめ♪
おすすめしたいおかず、調味料の使い方などをご紹介します。
煮物や茹で物の場合は汁気を無くすようにしっかりと煮詰めるようにしてください。
◆冷えても美味しいもの
・かぼちゃの甘辛煮
・きんぴらごぼう
・白身の焼き魚
・卵焼き(砂糖と醤油でしっかりと味付け)半熟にならないよう加熱調理。
・豚の生姜焼き
・鶏のすっぱ煮(酢醤油でさっぱりと美味しい!)
・ほうれん草やいんげんのおかか和え、胡麻和え
・からあげ
◆調味料のすすめ
マヨネーズにわさびやからしを混ぜて使うと傷みにくいです。
調理の際は、生姜、わさび、からし、唐辛子、酢などを多用す。
ご飯を炊くときに生姜や梅干し、またはお酢を小さじ1程度を入れて炊くのも抗菌効果がありますよ。
◆避けた方が良いおかず
炊き込みご飯や混ぜご飯は止めましょう。菌が繁殖しやすくなります。
ポテトサラダは傷みやすいので避けておいた方が無難です。
まとめ
夏場の作り置きではキッチン回りや調理器具の清潔さが重要です。
お弁当箱は酢で拭いたり、アルコールスプレーをシュッとしておくのも除菌になります。
お弁当箱の蓋にわさびを塗っておくのも抗菌効果がありますし、市販の抗菌シートを乗せておくのもひとつ安心が増えますね。
準備万端で余計な菌を増やさずに、お弁当は美味しくいただきたいですね!