夏のお弁当で食中毒の対策は?菌をつけない増殖させない!

梅雨時期から夏は細菌の繁殖しやすい時期です。
気温が上がり湿度も高くなってくると、お弁当を持って行くのに大丈夫かな?と不安になりますよね。

食中毒はちょっとした注意で予防ができます。しっかりと対策してお弁当ライフを満喫しましょう♪

  

夏のお弁当で食中毒の対策は?

食中毒の原因は細菌やウイルスですが、これには色々な種類があり症状の出方も様々です。

実際に食中毒を起こすと、腹痛や下痢、嘔吐など、それはとんでもなく苦しい時間を過ごさなくてはなりません。場合によっては死に至る事も。。。イヤですよね。

ですので、暑いジメッとした時期にお弁当を持って行く場合は、食材購入や事前準備から注意しなくてはなりません。まず出来る事を挙げてみましょう。

◆買い物をする時の注意

・生鮮食品は新鮮なものを購入。

・購入時に肉や魚の汁もれで他の食品を汚さないように、ビニール袋に分けて持ち帰ります。

・消費期限に気を付けましょう。

◆保存方法

・冷凍や冷蔵の食品はすぐに冷蔵庫へ。

・冷蔵庫は10℃以下で保存。詰め込み過ぎないようにします。目安は7割程度。

・冷凍庫は-15℃以下で保存。
 冷凍庫内では食品同士が保冷するので詰め込んでOKです!

食中毒の菌を付けないために

◆手洗い

・当たり前のようですが、手に付いた菌が食品に移らないために大切です。
 手指、爪の間、手首の辺りまでせっけんでよく洗って下さい。

・肉、魚、卵を触った後は、せっけんで洗った後に流水でしっかりと洗い流します。

◆調理する場所を清潔に

・手拭きタオルや台ふきんは清潔なものを使いましょう。

・肉や魚を調理した後の包丁やまな板はしっかり洗い、生で食べる野菜とは別にする等の注意が必要です。

・包丁やまな板、食器は漂白剤に浸けたり熱湯消毒をすると菌を減らす事ができます。なるべくこまめに行うようにしましょう。

・お弁当箱の殺菌もしっかりと。食器用洗剤で洗った後に熱湯消毒するのが効果的です。また、お酢でお弁当箱を拭いておくのも抗菌効果があります。

食中毒の菌を増殖させない方法

-15℃以下で細菌の多くは増殖しなくなります。ただし細菌は死ぬわけでは無く活動を停止する状態ですので、過信せず早めに使い切ることが重要です。

◆調理をする際の注意

・冷凍食品はなるべく冷蔵庫や電子レンジを使って解凍します。

・加熱調理の場合、中心部の温度が75℃以上で1分以上加熱すると菌を殺す事ができます。しっかりと火を通すようにしましょう。

・電子レンジ調理では温まる所とそうでない所のムラが出来ます。途中でかき混ぜたり、加熱調理時間を十分に取るようにしましょう。

・おかずは濃い目の味付けで水分が無くなるまで煮詰めます。

・ハムやウインナーなどの加工食品も焼いたりボイルしておきましょう。

・ご飯は梅干しと一緒に、またはお酢小さじ1杯を混ぜて炊くと抗菌効果があります。

◆お弁当箱に詰める際の注意

・お弁当用の自然解凍OKの食品の場合、直接手で触らないようにして詰めます。手洗いしたからと言って安心はできませんので、箸などを使いましょう。

・調理後の食品はしっかりと冷ましてから詰めます。

・朝、電子レンジにかける場合は、中途半端に温めると細菌繁殖の原因となりますのでしっかりと加熱しましょう。その際アルミホイルは使わないようにします(レンジ非対応のため)

・水分の出る食品は避けます。また、解凍途中で水が出るような食品の場合は、詰める前にペーパーで水分を吸い取っておく、お弁当箱の底にペーパーを敷いておくなどすると良いですね。

まとめ

暑い時期のお弁当では準備する、調理する、持ち歩く時にどれだけ食中毒菌を減らせるかがポイントとなります。

朝からお弁当を持って行く場合、食べるまでの置き場所として冷蔵庫が無い事もありますよね。なるべく涼しい所に置きたいですが、保冷剤や凍らせたペットボトルと一緒に持って行くと良いですよ。
また、抗菌シートを入れておくのもひとつの手です。

あとで後悔しないために、安全なお弁当作りを心掛けて下さいね。

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