べったら漬けと言えば、東京の名産品として有名です。
甘みがあってつやつやした大根のお漬物、美味しいですよね~。目の前にあるとついつい手が伸びてしまうのですが..。
1年1度「べったら漬け」のお祭りが10月に行われます。
こちらでは詳しい日程や場所、おすすめ情報などをご案内していますので、おいでの方はご参考にどうぞ~。
日本橋のべったら市はいつ?
べったら市は曜日に関係なく、毎年同じ日付で行われます。
10月19日 12:00~21:00
10月20日 12:00~21:00
露店に出るべったらの大根は、葉っぱ付きのものもあり、整然と並んでいます。
この葉っぱ、うっかり捨ててしまわないように!ちゃんと食べて下さいね。
ちょっと塩からくてご飯のお供にピッタリなんです。水洗いしてちょうど良いお味。大根の甘さとあいまって美味しくいただけますよ。
◆べったら漬とは?
表面についた麹がべとべとしていることから「べったら漬け」と呼ばれるようになったと言われています。
大根の皮をむき、塩で下漬けした後に、砂糖、米、米麹で10日~15日程度浸け込むと出来上がり。たくあんのように干す作業が無いため、みずみずしく甘い味わいが特徴です。そのため保存はききません。早めに食べきるのが良いですね。
◆べったら市のはじまり
もともとは宝田恵比寿神社の恵比寿講にお供えしていたのが始まりで、江戸時代の中期頃からその門前で市が立つようになりました。
「べったら市」と呼ばれるようになったのは、魚や野菜、神棚、大根の漬けものなどが多く売られていたことによります。
いまでは毎年べったら漬けの露店を含め、500店もの露店が出ます。市の立つ二日間は提灯の灯かりに照らされて夜まで大いに賑わいます。
10万人もの人が集まる市ですので、かなり混雑します。夜は会社帰りのOLさんや会社員もやってきますので歩きづらいほどですが、ゆっくりまわってお好みの味を見つけてくださいね。
べったら市への行き方や歴史
◆開催場所
日本橋七福神の一つ、宝田恵比寿神社を中心とした日本橋本町、大伝馬町、椙森神社のある堀留町、人形町あたり一帯に市が立ちます。
七味唐辛子の店やお好み焼き、やきそばなどの定番な露店も出ています。あちこち覗いてお腹を満たしつつ楽しめますね。
◆宝田恵比寿神社の由来
元々は現在の皇居の辺りにあった宝田村の鎮守様です。
江戸時代に行われた江戸城拡張の際に、幕府より村の移転を命じられことで現在の地に遷座しました。
御神体である恵比寿神の像は、平安から鎌倉にかけて活動した仏師、運慶(うんけい)の作とも言われ、徳川家康より賜ったとの伝説もあるんです。
街の一角にある小さなお社(やしろ)は社務所もありませんが、地域の人々による信仰厚い神社です。お正月の七福神詣りの時と、10月19日と20日だけは保存会の方から御朱印もいただけるそうですよ。
◆宝田恵比寿神社への最寄駅
東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」から徒歩2分
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」から徒歩7分
JR総武線「新日本橋駅」から徒歩3分
宝田恵比寿神社
神社の隣に小さなコインパーキングがありますが、台数は少なめです。
べったら市の際は神社への参拝客も多く並びますので、車で行くのは控えた方が良いでしょう。
日本橋のBETTAR STANDもおすすめ
宝田恵比寿神社のすぐ隣にBETTARA STAND(=べったらスタンド)なるものがあります。
2016年の12月にオープンしたちょっとオシャレなお店。
ちゃんとしたレストランというスタイルではなく、ラフな雰囲気が寄り道したくなる風情です。名前からするとべったら漬けを売ってるの?と思いますが、そういった店ではないんです。
カフェというよりは飲み屋に近いでしょうか。夜にオープンしますしね。もちろんべったら漬けもメニューに載っています。
また、こちらはイベントスペースを兼ねていますので、興味のあるイベントがあったら参加されてもよいのでは??
逆に、イベントを行いたい人向けに場所貸しもしています。
気になる方はお問い合わせください。
住所: 〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-10-1
時間: 平日18:00〜22:30(月曜定休)
土日祝12:00〜22:30(事前予約必須)
まとめ
普段は静かな佇まいを見せる宝田恵比寿神社ですが、べったら市の際には恵比寿様のお姿も拝見したいですね。
べったら漬けも忘れずに買って帰りましょう☆