柏餅の葉っぱ食べる?くっつくのを外すコツや美味しい食べ方☆

端午の節句に欠かせないのが柏餅。

最近では、和菓子屋さんだけではなく、コンビニやスーパーでも並んでいますね。

では、柏の葉が使われるのはどうしてなのかご存知でしょうか?

柏は、新しい芽が出ないと、古い葉が落ちないことから、昔から『後継者が途絶えない』『子孫繁栄』の願いを込めて端午の節句に使われるようになったそうです。

今回は、柏餅を食べるときに思うちょっとした疑問や、葉っぱを簡単にはがす方法についてお話していきます。

柏餅の葉っぱは食べれるの?みんなどうしてる?

柏餅の葉は、子孫繁栄などの願いの他に、殺菌効果や香り付けの意味もあります。

皆さんご存知かと思いますが、柏の葉は厚みがあって葉脈もかなりしっかりしています。

桜餅の桜の葉と違って塩漬けにしてあるわけでもないので、そのまま食べると葉っぱ感というか草っぽい野性味あふれる味がします。

味も食感も、柔らかいおもちと甘い餡とは合いにくいと思います。

桜の葉は比較的柔らかくて香りもよく、ほのかな塩っ気が甘い餅と餡の味を引き立てるので一緒に食べる方も多いと思いますが、柏餅は葉っぱを持って、剥がしながら餅だけを食べるのが一般的だと思います。

でも、やっぱり残さずに食べたいという方のために、葉っぱもお餅も美味しく食べるアイデアをご紹介しますね。

それは、柏餅を食べる前に電子レンジで温めることです。

まず、柏餅をさっと水にくぐらせてからラップで包みます。

このままレンジで30秒温めてみて下さい。

そうすると、葉っぱはしんなりして食べやすくなりますし、お餅も柔らかくなるので美味しく食べられます。

レンジではなく、蒸し器で蒸す方法もあります。

お餅が柔らかくなる程度に蒸してみてください。

柏餅の葉っぱがくっつくのを簡単に外すコツは?

柏餅の葉っぱがくっつくのは、餅と葉っぱの間の水分が飛んで乾燥してしまうからなんです。

ですので、水にくぐすなどして柏餅を濡らしてからラップで包んでレンジで温めると剥がしやすくなります。

レンジが無いときは、指先を濡らして少しずつ剥がしていきましょう。

また、柏餅を作る時にできる方法もあります。

柏餅を蒸すときに葉っぱに包まずに餅だけを蒸して、冷めてから葉っぱで包んで作ると食べるときにくっつきにくくなります。

でも、やっぱり葉っぱと一緒に蒸すと香りが移って美味しいですよね。

そこで、包んでから蒸すときは、葉にうっすらと油を塗ってから包みましょう。

そうすることで、食べるときに剥がしやすくなります。

柏餅の美味しい食べ方を伝授!

柏餅も他の餅菓子と同じく出来立ての方がおいしいですが、いつも出来立てを食べるのは難しいですよね。

そのまま食べると歯切れのいい食感ですが、前にも書いたように水分を足して少し温めたり蒸し直したりすると、柏の葉の香りが立って餅もふんわりと出来立てのような味が楽しめます。

また、大福のように葉っぱを取った柏餅をフライパンで焼くのもおススメです。

こうすると、ちょっと堅くなってしまったものでも、外は香ばしく中は柔らかくなるのでまた違った柏餅が楽しめます。

また、柏餅といえば...

こしあん派?それともつぶあん派?

柏餅の中身は、小豆餡の他に、江戸(東京)で生まれた味噌餡があります。

味噌餡にあまり馴染みがない方もいらっしゃると思いますので、ちょっとご紹介します。

白こしあんに白みそを入れて練り合わせます。

使う白みそは、餡に対して20%~30%くらいで合わせます。

そして、使う味噌の量と餡の甘さに合わせて、砂糖を加えて調節します。

これも病みつきとなる味ですよ♪

まとめ

最後に柏餅についてのトリビアをちょっとだけご紹介しますね♪

実は、柏餅を端午の節句に食べるのは全国的な風習ではないようです。

京都や大阪を中心とした関西地方では、端午の節句には、粽が食べられています。

粽は中国から伝来したもので、それはこのような故事に由来しています。

昔中国に、責任感が強くて働き者で情に厚い、屈原という男がいました。

彼はその人格から多くの人望を集めていましたが、ある時策略によって失脚し、自ら川に身を投げてしまったのです。

それを悲しんだ人々が、彼の身体が魚に食べられないようにと粽を川に投げ入れたそうです。

その日が5月5日だったことから、端午の節句に厄除けとして粽を食べるようになったそうです。

この故事が日本に伝わって、西日本では今でも粽を食べる習慣が守られているようです。

関東など他の地域では柏餅が広く知られていますが、‟日本のへそ”といわれる滋賀県ではどちらも食べられているそうです!

さて、柏餅の話に戻りましょう。

昔から柏餅は、中身が分かるように包みを分けてあります。

中が小豆餡の時は、柏の葉の表側(つるつるした面)を内側にして包んであり、味噌餡の時は逆に表側を外側にして包んであるそうです。

端午の節句に思いを込めて食べる文化を大拙にしつつ、ぜひ美味しい和菓子として、いろいろな柏餅を楽しんでみて下さいね☆

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