秋本番!
スーパーでも生のサンマが並ぶようになりましたが、最近では冷凍と輸送の技術が良くなったので、1年中美味しいサンマが食べられるようになりましたね。
しかも、冷凍のサンマは、国産でもとってもお手頃♪これも奥様達にはうれしいところ☆
でも、冷凍されている食材を使いときは、解凍や、調理方法を知らないと残念なことに…冷凍のサンマにも同じことが言えます。
そこで今日は、冷凍のサンマをおいしく料理する方法をご紹介していきます。
冷凍さんまは解凍の仕方で美味しく!
冷凍のサンマを解凍する時に思い浮かぶ方法は、冷蔵庫、常温、レンジ等が思い浮かびますが、ではどれが1番いいのでしょうか?
美味しく解凍するために大切なのは、‟ドリップをできるだけ出さないこと”です。
‟ドリップ”って何?と思った方もいらっしゃると思いますので、簡単にお話ししますね。
冷凍された食品は、当然ですが、表面だけではなく中の水分も凍っています。
氷になると体積が増えるので、大きくなった氷の粒が細胞膜や細胞壁を押しつぶして傷つけてしまいます。
こうして細胞膜や細胞壁が壊れた状態で解凍すると、細胞内にあった旨味、栄養分や水分が解けた氷と一緒に外に出てしまうのです。
この、旨味を含んだ、解凍した時に出る水分を‟ドリップ”といいます。
最初にも書きましたが、解凍のポイントはドリップをいかに出さずに解凍するか!です。
時間があれば、冷蔵庫で解凍するのがベストです。
5時間程かかりますが、ゆっくりゆっくり解凍されることでドリップが出るのを防げるので、旨味が逃げません。
でも、そんなに時間が無い…という方は冷凍さんまをポリ袋に入れて口を閉め、ボウルに水を入れた中に入れましょう。(水温が下がってきたら何度か入れ替えて下さいね)
もっと早く!という方は、ボウルに入れた水ではなく、流水にあてて解凍すると速く解けます。
電子レンジでもできますが、そのときはトレイにキッチンペーパーを敷いてサンマを置き、‟解凍”モードか、‟弱”で様子を見ながら解凍してください。
急いでいるからといって凍ったまま焼いたり、電子レンジで一気に解凍してしまうと、ドリップがたくさん出て旨味が逃げてしまい、身もパサついてしまうので気を付けて下さいね。
70~80%くらい解けたらOKです。
冷凍さんまの焼き方グリルの場合
冷凍のサンマを上手に解凍できたら、いよいよ焼きましょう!
まずは、サンマに塩を振って10分ほどおいておきましょう。塩が解けて、水分が出てくるので、キッチンペーパーでしっかり拭いておきます。
サンマの皮がはじけないように2~3箇所に切り目を入れて、表面にうっすらサラダ油を塗っておきましょう。(こうすると皮がパリッと美味しく仕上がります☆)
次に、グリルに水を入れて、網にはサンマの皮がくっつかないよういにサラダ油を薄く塗ります。今は、‟くっ付かないホイル”という便利なものもありますので、それもOKです。
さあ、予熱が終ったら、さんまを乗せます。
乗せる時は、お皿に盛りつける時に上になる側を上にして焼きます。
初めは強火で、皮にこんがり焼き色が付くくらい焼いたら、ひっくり返してさらに焼きます。
両面焼きの場合は、中火で焼きますが、どちらの場合もトータルで10分位で焼き上がります。
さんまがパサパサにならないようにふっくら焼くには、表面を高温で素早く焼き固めることがポイントです。
ですから、グリルで焼くときは『予熱』がとても大切なのです。
サラダ油を塗っていても、一部分が網にくっついてしまうときは、焼き上がってからすぐに出さずに、1分位待ってから盛り付けるときれいにはがれます。
冷凍さんまの焼き方オーブンのほうがいい?
冷凍のサンマは、どんなに上手に解凍しても多少のドリップは出てしまいます。
そこで、冷凍のサンマを焼く方法としてオーブンがおススメなのです!
その理由は、グリルやフライパンよりもふっくらジューシーに焼き上がるから。
オーブンは全体的にじっくりと加熱して、食材から出た水蒸気で蒸す効果もあるので、ふっくらとジューシーに仕上がるのです!
オーブンで焼く時も、予熱が大切!
220℃~230℃に予熱して、下準備(塩をして10分。拭いたら切り目を入れてサラダ油を塗る)したサンマを入れて15分位焼きます。
オーブンはグリルと違って直火ではないので、皮目をパリッと仕上げるのが難しいですが、油を塗ることで皮も美味しく焼けますよ!
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まとめ
今日は解凍の方法から、グリル、そしてオーブンを使った焼き方をご紹介してきましたがいかがでしたか?
1つでもお役に立てる情報があれば幸いです。
解凍から焼き方までポイントを抑えておいしく焼けたら、お手頃価格の冷凍さんまも立派なメインディッシュになりますよね!