また溶連菌!?
他の子はかからないのに、ウチの子ばかり何度もかかるのはどうして?
私の娘は小さいころから何度となく溶連菌にかかっています。しかも長引いてなかなか治らなかったり..毎回喉が痛くて辛そうな我が子を見るのもツラいですよね。
こちらではそういったお悩みの理由と、子どものためにできる事として予防のお話もしています。
溶連菌に子供がかかりやすいのはナゼ?
どうして何度も何度も溶連菌にかかるんでしょう?
溶連菌はインフルエンザほど感染力が強くはありません。
ですが、ウイルス性では無く細菌性の感染症なので、1度かかったからと言って免疫が付く事は無いんです。
しかも溶連菌には100種類以上もの型が!!
飛沫や接触により、抵抗力が落ちたところにポッと取りついてきます。
◆かかりやすい体質ってある?
他の子はかからなのにウチの子ばかり、って不思議ですよね。何がどう違うのか、特別な原因があるのか知りたくなります。
考えられる原因としては、以下のものがあります。
家族内に保菌者がいるが、保菌者は発症しないので自覚も無い。
⇒何度もかかっている場合、家族の誰かが保菌していて、そこから移ってしまう可能性を考えてみましょう。家族も一緒に除菌する必要があるかもしれません。
子どもが口の辺りをよく触るクセがある。
⇒手に付いた菌が口や鼻の粘膜に入り込んでしまうと、感染しやすくなりますね。
扁桃腺が大きいのが要因になっている可能性がある。
⇒扁桃腺が大きいと抵抗力が落ちた時に扁桃腺炎を起こす事があり、溶連菌と症状が似ているので間違えられる場合があります。溶連菌になりやすいという説もありますが、確実ではありません。
そのため、扁桃腺を切除する事を勧める医師もいます。
切ってかからなくなるケースがある一方、かかってしまうケースもあるので、一概に切ればいいと言うものでも無いんです。
悩ましいですね~。
溶連菌の子供で長引くのはナゼ?
溶連菌の治療には抗生剤が処方されます。
しかもかなり長い期間しっかり服用しなくてはなりません。
ですが、
子どもが薬を嫌がって飲まない。
うっかり飲ませるのを忘れてしまった。
このように続けて服用させることができなかった、という話もよく聞きます。
また、溶連菌には抗生剤がよく効くため、熱が下がってもう大丈夫と自己判断で服用を止めてしまう事があります。すると身体の中に残った菌が半端な状態でぶり返してしまい、それが長引く原因になっている事も考えられます。
◆ちゃんと飲んだのに!?
もし、きっちり薬を飲んだのに治ったように見受けられない時は、体力や抵抗力が落ちたために別の型の溶連菌にかかってしまっている可能性があります。
どの病気もそうですが、1度かかると体力や抵抗力が落ちてしまい、身体は回復途上です。そんな時に菌が入り込んで感染すると、立て続けに溶連菌になってしまうという残念過ぎる状況になるんですね。
前の章でも書きましたが、もし家族内で保菌者がいると、気付かないうちに再感染するリスクがあります。あまりにも長引くようなら医師に相談してみましょう。家族も一緒に除菌するための抗生剤が処方される場合もありますよ。
溶連菌の子供で予防できること
◆予防するための基本事項!
まず子ども本人ができる事を挙げてみましょう。
うがいや手洗いをしっかりと。
⇒基本中の基本ですね!見落としがちな手首、親指と人差し指の間も念入りに。
食事はいろいろなものをバランス良く食べる。
⇒ココが難しいーー(;^ω^)という方もいらっしゃるでしょうけど、親としては何とか工夫してあげたいですね。
体力作りのために適度な運動。
⇒外に出て人と接触するする機会が増えれば、感染のリスクも上がります。冬の木枯らしの中、外遊びってどーなの?と心配もありますが、まったく家の中ばかりも良くありませんよね。
ウチの娘は、真冬の公園に行くと長袖Tシャツ1枚で暑い!と言って走り回っていました。
親はブルブル震えてるんですけどね(^^;
わざわざ人混みへ行く必要はありませんが、元気な時は外で思いっきり遊ばせてあげましょう。
寝る子は育つ!
⇒睡眠はしっかり取りましょう。
早寝早起きで身体のリズムを整えるのも大切ですよね。
◆予防するために周りでできる事
やってしまいがちなのがタオルを家族で共用したり、お友達同士で貸し借りするなど。これも止めた方が良いですね。
手で触れるところを清潔に。ドアノブや蛇口はみんなが触る場所です。あまり神経質になるのも何ですが、何度も続けてかかっているようならアルコールスプレーなどでまめに拭き掃除しましょう。
また、料理をする際には生もの(野菜、肉、魚)はよく加熱してから食べるようにしましょう。
それともう一つ。
虫歯から菌が入り込む事もあるようです。その辺りの予防や治療もしっかりしておきましょう。
終わりに
娘は小学校の高学年になり、近頃は発熱する事が減ってきました。だんだんと体力が付いてきたようです。毎月のように病院通いをしていたのがウソのようです。
年齢と共にだんだんとかからなくなりますが、油断すると大人でもかかってしまうのが溶連菌です。感染してしまったら仕方ないですが、その際は処方された薬をしっかりと飲み切って治すようにしましょう。
日々の生活習慣を整えて、元気でいられるようにしたいですね!
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