キャンプで雷の事故に遭わないために避難のタイミングや危険な場所とは?



キャンプの計画をするときには、合わせて“雷の危険性”について知っておく必要があります。

雷が人に直撃した時の死亡率は70~80%。

直撃でなくても、近くに落ちた雷で負傷・死亡した事例もあります。


大きな音を立ててやってくる雷。

怖くて慌ててしまいそうですが、少しでも落ち着いて非難するためには、雷から非難するための知識を持っていることが大切です。

今回は、雷のときの避難方法についてご紹介していきます。

キャンプで雷の事故に遭わないために!

まずは、キャンプ中に雷に遭遇した場合に、避難場所となる場所を知っておきましょう。

◆車

車やバスの中は、基本的に安全な場所です。

キャンプ場までは車で来る人も多いでしょうから、雷の時には避難場所として思い出せるようにしておきましょう。

避難したら、窓を閉めて金属部分には触れないようにします。

◆建物

鉄筋コンクリートや木造などの建物の中は、落雷があったときでも壁を伝って地面に電気が流れていくので、安全な場所です。

ただし、水道の蛇口や電気製品に触れていたり、近くに居るのは危険があります。

金属や電気製品、電気が伝っていく壁からも1メートル以上離れるようにしましょう。


キャンプ場を探すときには、初めから避難できるような場所が近くにあるキャンプ場を選ぶといいかもしれませんね。

また、キャンプ場についたら先に避難場所を決めておくようにすると、急な事態でも慌てずに非難することができそうです。

◆避難場所が無い!?

そんな時は頭を低くして、地面に手や膝をつけないようにしてしゃがむ。

どうしても避難する場所を近くに見つけられない時は、周りの木から“4メートル以上”離れてしゃがみます。

ただし、雷は地面を伝っていきます。

落雷の時に地面に触れていると、その部分にしびれや火傷、痛みを感じることがあります。

地面に手や膝が触れないように、なるべく身体を小さく丸めてしゃがみます。


キャンプで雷から避難するタイミング

雷には前兆があります。

急に強い風が吹き込んできたら、雨が降るサインです。


また、黒くて動きの速い雲が見えたら、雷雲の可能性があります。

ゴロゴロという音、雷雲を見つけたら避難場所を探して移動しましょう。

気象庁からの雷注意報などの情報も見ながら、“早めに”非難することが大切です。


「ゴロゴロという音がなってから音が聞こえるまでだいぶ間がある」

と思っても、雷雲の大きさは思っているよりも大きいです。

音が聞こえてきたときにはすでに雷雲の下にいる、という状態になっていることがおおいのです。


また避難の後、雷の音が30分以上しなくなった頃をキャンプが再開できる目安にしてください。

近くに雷雲がないかどうか、今はスマホで確認もできるので、気象情報を確認するともっといいですね。

雷から避難したつもりでじつは危険な場所!

◆テントの中

テントの中は雨宿りもできるので、避難場所としてしまう人が多いよう。

しかし、ポールを通して雷は伝わってきます。

しかもテント内は狭く、落雷があった時に人体に影響を受けてしまうことが多いので、テントに避難するのは危険です。

◆木の近く

高い木の近くは危険!

という認識はあっても、低い木でも危ないというのは知らない人が多いかもしれません。


過去に、木陰で雨宿りしていた人が、落雷で死亡した事故が起こっています。

側撃雷といって、木に落ちた雷が電気が伝わりやすい物(人体)に飛び移ることがあります。

最低でも、近くの木からは2メートルは離れます。

木の幹からではなく、枝や葉っぱから2メートル以上です。

まとめ

以上、キャンプ場で雷に遭遇したときの避難方法についてご紹介しました。

キャンプ場で、ゴロゴロという雷の音が聞こえたら、車か近くの建物に避難しましょう。

最後にゴロゴロと鳴ってから30分経ったら、スマホで気象情報を確認して、キャンプを再開しても大丈夫です。


雷は命に関わることです。

この記事だけを参考にするのではなくて、ここ以外でもいろいろな情報を調べてみてくださいね。

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