夏は薄着でも汗をかきますよね。
でも、着物を着る用事があったり、着物でお出かけしたい!という方もいるでしょう。
こちらでは、夏に着物を着るときの汗対策や着た後のお手入れなどご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
着物で汗をかかないようにしたい!
少し歩くだけでも汗がふきだしてくる真夏の暑さは過酷です。
ですが、着物でお出かけするときにはなるべく汗を抑えて涼し気に歩くことができたらより素敵に見えますよね。
とはいえ、暑い中でまったく汗をかかないというのは不可能です^^;
そこで、顔や脇の汗をかきにくくする方法があります。
それは「胸上あたりを帯などで少しきつめに締める」という方法です。
これは「半側発汗(はんそくはっかん)」という体の働きを利用しています。
体のどちらかの半身を圧迫して汗の量が減ると、圧迫されていない側の汗が増えるという仕組みです。
この場合では胸上を圧迫するので、そこより上は汗が減り、おなかより下あたりは汗が増えることになります。
この方法であれば、汗が目立ちやすい顔や脇の汗の量が抑えられる効果が期待できます。
胸上を圧迫するものは帯やひも、薄手のタオルなどでかまいません。
着崩れが不安な方は、専用の汗止め帯という商品がありますので、利用してみてもよいかもしれませんね。
【汗止め帯】
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ただし、この方法は圧迫していた部分をゆるめると一気に汗が出る可能性があります。
お出かけの途中で着物を直すときなどは涼しい場所を選んだり、汗が少し引いたタイミングで行うよう注意してくださいね。
着物の汗対策はどうしてる?
目立つ場所の汗を抑える方法をご紹介しましたが、大事な着物は汗をかいて汚してしまわないように対策しておきたいですよね。
そのポイントとなるのが、外側からの汚れを防ぐと同時に、内側から汗を着物に直接つけないようにするということです。
そのためには、和装用の下着をきちんと身に着けることが大事です。
【肌着(上下別売り)】
比較的、お手頃な価格で手に入る肌着です。
吸湿性に優れたコットンを使用しているので肌触りもやさしく、汗をしっかりと吸収してくれます。
ステテコタイプなので風通しや足さばきも楽になりそうなので、フォーマルではないお出かけなどに、特に
重宝しそうです。
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【長襦袢(単衣用)】
肌着よりはお値段が張りますが、やはり着物の汗・汚れ対策には長襦袢が役立ちます。
こちらは洗濯機で丸洗いができ、耐久性もありますので、夏用にひとつ持っておくと便利ですね。
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ただし、透け感のある着物をお召しになるときは注意が必要なようです。
襟元にハリがあり、縫製にもこだわっているので着付けが簡単にビシッときまります。
お稽古事やフォーマルな場面にも出番がありそうです。
着物の汗くさいのを消す方法とは
対策をしても、汗をたくさんかいてしまって着物の汗くささが気になるということもありますよね。
その汗くささを消すためには着たらすぐに部屋で干して、しっかりと乾かします。
ファブリーズなどの消臭スプレーは、うっかりシミになってしまう可能性がありますので使わないようにしてください。
少しの汗くささであれば、ワンシーズン中はこの方法で対応できるでしょう。
ただし、シーズンが終わってたんすにしまう前に必ずクリーニングに出すことが必須です。
着物は汗や皮脂の汚れに弱いので、気づかないような場所にしみ込んだ汗がシミになってしまうということも考えられます。
シーズン中に繰り返し着る場合はシーズンオフに、しばらく着ないとわかっている場合は着終わったらプロに丸洗いしてもらいましょう。
最近ではポリエステル製など着物の素材もたくさんありますので、正しいお手入れがそれぞれ異なります。
クリーニングに出す際は、その着物を買ったお店で相談をしてクリーニング店を決めることが大切です。
汗の汚れが気になることをクリーニング店で伝えておけば、きちんと対応してもらえますよ。
まとめ
夏の日差しの中で着物を素敵に着こなして、涼し気に歩く様子は見ているほうも暑さが和らぎそうです。
近年では年代を問わず、着物を楽しむ人が増えているそうです。
それにともない、暑さ対策の肌着やグッズなども最新の素材が使われたものなど、さまざま販売されています。
汗対策に便利なものを気軽に取り入れながら、着物のお出かけを楽しんでくださいね!